[heading style=”1″]楽らく印刷生活ブログ【第1・3月曜日】
~紙の規格サイズとは~[/heading]
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普段、皆さんがオフィスなどで一番よく使用されているコピー用紙やレターヘッドは「A4という紙のサイズ」ではないでしょうか?
A4というと、一般的には「普通のサイズの紙」ですよね。
では、A4以外に、他にどれくらいの紙のサイズがあると思いますか?
実は、印刷用の紙は、A版、B版、C版などいろいろあるのです。
そして、もともとの紙の大きさ(全紙)はA0、B0、C0と呼ばれており、国際規格(ISO216, 269)で紙のサイズが決まっています。
例えば、A0は、日本の新聞紙を広げて2枚並べたぐらいの紙のサイズです。
そして、A0を「2つ折り」にしたのがA1、A1をまた「半分」にしたのがA2、 A2を「半分」にしたのがA3、それをまた「半分」にしてお馴染みのA4になります。
そう、紙のサイズにはこのような
それは、「半分に折っていくと下のサイズになる」というルールです。
「A0 (1188 x 840mm)」を半分に折ると「A1 (594 x 840mm)」
「A1 (594 x 840mm)」を半分に折ると「A2 (594 x 420mm)」
「A2 (594 x 420mm)」を半分に折ると「A3 (297 x 420mm)」
「A3 (297 x 420mm)」を半分に折ると「A4 (297 x 210mm)」
「A4 (297 x 210mm)」を半分に折ると「A5 (148.5 x 210mm)」
「A5 (148.5 x 210mm)」を半分に折ると「A6 (148.5 x 105mm)」
1枚が2枚、2枚が4枚、4枚が8枚…という、がまの油売りみたいに、 半分づつ小さくなって枚数が増えていくのです。
「A4 (297 x 210mm)」を二つ横並びに並べると「A3 (297 x 420mm)」になるということも言えます。
コピー機やプリンターでは、はじめからA4のサイズに切った紙に印刷しますが、
印刷所ではA0という、とても大きな紙に印刷し、裁断して、A4などのパンフレットやチラシにしているのです。
印刷の定型紙のサイズはいろいろあって複雑そうですが、 実は「倍」とか「半分」とかでできているので、比較的、覚えやすいんです。
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例えば、「折ったサイズがA4になる2つ折パンフレット」を作成したいとします。
折った時にA4になるので、A4の倍の紙のサイズにデザインを印刷し、2つに折る必要があります。
この場合、深く考えなくても、A版という規格があるおかげで、A3サイズの用紙にデザインを印刷し、そこから半分の2つ折りにすれば、希望のパンフレットが作成できるとすぐに分かるのです。
もし、A版という紙のサイズの規格がなかったら、デザインするにも、印刷するにも困りますよね。
冊子を作成する場合も同じです。
A5サイズの8ページの冊子は、A5の倍の大きさのA4の紙を2枚、両面に印刷して2つに折ってから、ホッチキスなどでくっつければいいのです。
(実際の印刷所では、A0にA5サイズが32ページできるので、A5サイズの8ページの冊子を一気に4冊分印刷して、裁断して製本します。)
でも、これだけではありません。さらに、もっとすごーい特徴が、あるんです。
ということは、A3で作成されたデータをA4に縮小したりすることもできるんですよ。
その理由は、
なぜ、こういう比率になっているのか、という理由は、次の図でお考えになってください。
ピタゴラスな世界ですね(笑)
マニアックな話になってきましたので、この話の続きは次回、紙のサイズの出来た歴史を紐解きながら説明出来ればと思います。
それでは、また来週お会いしましょう。
By Angus Miyaji
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