印刷の仕事で 日々何度も フォントや 文字のレイアウトに 触れる中で 、 残念に 感じるのは 記載事項の校正と比べ 、文章の 見た目には それほど 注意がはらわれていないことです。
例えば 自己紹介ツールである名刺や、 お客様に お役立ち情報を提供する チラシなどは 、フォント選び に 重きをおくべきであるのに 、 主観的なセンスで 選んでしまっている ケースが よく見受けられます。
間違ったフォント使いコレクション @nifty:デイリーポータルZ
せっかく 役立つことを 書いても 「 読む意欲を 失せさせる 」 「 伝えたい情報が 誤解される 」 しいては 「 読み飛ばされる 」 など 、 間違った フォント選び は 逆効果となる 危険も あります。
逆に 正しいフォント使いが マスターできれば 、 内容だけではなく 見た目も 魅力的という 、ダブル効果が 発揮できます 。
あらかじめ パソコンに プレインストールされていたり 、ネットで ダウンロードできたり 、 と莫大な種類の フォントを 目の前にすると 、ついつい 色々使ってみたくなってしまいますよね 。
しかし 、ちょっと待って! 一つの 文書に 数多くのフォントを使うと 、 ごちゃごちゃとした 印象に なってしまいます 。
ワシントン大学の テクニカル ・ ライティング ・ マニュアル でも 、 異なったフォントを 使いすぎることは 避けるようにと アドバイスされています 。
基本的には 3種類以上の フォントを混ぜて使わない ことが 原則です。
皆さんは 結婚式に ジーンズやジャージで出席はしませんよね? また 逆にスポーツ観戦に 燕尾服で行く人も 、まずいないでしょう 。
このように その場の雰囲気に あった服装が 大切なように 、フォントも 内容とあった印象のものを選ぶ ことが大切です。
例えば 角が丸いソフトな印象のフォントを、 公式発表などのビジネス文書に使用すると、 重要さが薄れる感があります 。 また 楽しいキッズイベントのお知らせに 、 かたい感じのフォントを使うと 、 違和感が あるでしょう 。
内容と マッチしない雰囲気の フォントを使って 、 場違いな服装で 浮いてしまっている人状態に ならないように 気をつけましょう 。
フォントは 雰囲気だけではなく 、基本的な 大きさや色の適切な選択 も大切です 。
例えば 、 限られたスペースに 多くの情報を入れたいばかりに 、 小さい文字を 使用してしまったり 、 デザインで 薄い色の文字を多用してしてしまうと 、 読みづらいばかりではなく、 気遣いが足りない会社なのではないか 、 と思われてしまうおそれもあります 。
その情報を 読む人の立場にたって 、 文字の大きさや色が 本当に見やすいかどうか 確認する習慣をつけましょう 。
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