人を引きつける良いデザインといわれるものは、どんなデザインでも、読み手の受ける印象を意識しして、作成されています。
それがデザインの「センス」です。
センスは単に美しいかどうかではありません。
「ビジネスの目的に沿った良い物」をつくるセンスが必要なのです。
読み手の受ける印象は、レイアウト、色使い、写真やイラストなどの要素にも影響されますが、意外と大切なのが、フォントによる印象の違いです。
特にタイトルやキャッチフレーズなど、全体のデザインを左右する文字は、
フォントを慎重に選ぶ必要があるのです。
そこで、本日は、センスの良い印刷物をデザインするために
を一緒に考えてみたいと思います。
どんな印刷物でも、作成する側には、閲覧者に何かしらの行動を喚起させたいという目的があります。
例えば、名刺には「名前を覚えてもらいたい」、
チラシには「商品やサービスを購入してもらいたい」、
会社案内には「安心してもらいたい」、など様々な目的が考えられます。
他にも、「良い印象を持ってもらいたい」、
「安いこと(お得なこと)を知ってもらいたい」、
「品質がよいことを知ってもらいたい」、
このような目的もありますよね。
あなたの印刷物にはどのような目的がございますか?
フォントには、均整のとれた読みやすい「普通のフォント」もあれば、装飾的なものや、インパクトがあったり、安っぽいかったり、いろいろなデザインもありますが、印刷物の目的に合わせて、読み手に受けてほしい印象を考え、それにあったフォントを使用することが重要なのです。
実際に、フォントの違いによって読み手の受ける印象はどれ位変わるのでしょうか?
その一例として、練習問題を用意してみましたので、下の3つの質問を読み、以下の8つのフォントから最も当てはまりそうなフォントはどれか考えてみてください。
A 「100%満足度間違いない」と感じるのはどのフォントですか?
B 「安心で高品質のサービス提供」と感じるのはどのフォントですか?
C 「安そう」と感じるのはどのフォントですか?
これが正解というものはありませんが、上の異なる3つの質問に対して、それぞれ異なる3つのフォントを選ばれたのではないでしょうか?
私の場合には、
A 「100%満足度間違いない」のはヒラギノ角ゴ、
B 「安心で高品質のサービス提供」なのは、DFP中楷書体 or 小塚明朝Pr6N、
C 「安そう」なのは、DFP勘亭流 or DFT太丸ゴシック体
を、選びました。皆さんはいかがでしたでしょうか?
フォントは他にも、「男性っぽい強いフォント」や「女性っぽいやさしいフォント」、「中性的なフォント」などもありますので、相手に合わせ、フォントの使い方を考えると、広告などの反応が上がります。
例えば、同じお酒の広告でも、読者に与える印象は、こんなに違いがあります… 笑。
今度、広告やチラシ、ポスター、パンフレットなどを見かけた際には、フォントの違いによる読み手の印象の違いを考えてみると、デザインのスキルが上達するかもしれませんよ。
それでは、また次回まで。
By Angus Miyaji
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