12月に入りましたね。そろそろあの時期が近づいて参りました、そう、大掃除!!
今年の片付けは早めに済ませて、スッキリした気持ちでクリスマスや新年を迎えたいものですね。
紙は温度や湿度の変化の影響を受けやすい素材です。
湿度が高ければカビや虫の被害がでてきますし、低すぎれば紙の水分が失われてしまいます。
印刷物の保管に適した条件の目安
温度 : 15℃~24℃
湿度 : 40%~50%
この条件を一定に保つことが大切です。
光は、紙やインクの退色を引き起こします。
日光やライトが直接あたらないようにして下さい。太陽だけでなく、紫外線や赤外線は蛍光灯や白熱灯の光からも発生します。暗所にて保管して下さい。
チリやホコリというのは大気中の汚染物質を吸い込んで付着しているので、見た目にわかる汚れに加え、汚染物質が化学的にも紙をいためます。また、カビや虫の発生源にもなってしまいます。
チリやホコリは徹底的に排除しましょう。
図書館や博物館にある貴重な資料などはこのような保護紙にいれて保存されているようです。
貴重な資料は、保管に適した素材で作られた専用の箱や封筒などに入れて保管されることをお勧めします。
平積みすると紙と紙がくっついてしまう恐れがあります(特に雑誌)。本棚に立てて保管しましょう。
印刷物は、保管方法によってかなり劣化に差がでてくるものなので、以上のポイントを参考になさってください。
今年も残りあとわずか、みなさまのちょっと早めの大掃除にこの情報が少しでもお役にたてたら幸いです!
ではまた次回。