みなさん、こんにちは!
先週は、クリスマスカードの歴史についてご紹介させていただきましたが、今週もクリスマスカードにまつわるお話です。
イギリスでは12月初旬を過ぎるとクリスマスカードが届き始めます。
というのも、クリスマスカードは年賀状と違って、届いたカードを部屋に飾って楽しんだり、12月末からお正月にかけてバカンスに出掛ける人もいるので、クリスマスの頃には家やオフィスに居ないという人もいるからです。
なので、クリスマスカードは12月に入ったら早めに送ることをオススメします。
では、一体期限はいつなのでしょうか?これを読んで下さっている方は、イギリスだけでなく、ヨーロッパ各国や日本に送付したい方もいらっしゃると思います。
2nd Class and Royal Mail Signed For® : 12月18日(木)
1st Class and Royal Mail Signed For® : 12月20日(土)
Royal Mail Special Delivery Guaranteed® : 12月23日(火)
International Standard : 12月13日(土)
International Standard : 12月3日(水)
その他の地域に送る場合はRoyal Mailのウェブサイトをご確認下さい。
冒頭でも触れましたが、クリスマスカードは年賀状と違って、届いたカードを12月初旬からお正月までお部屋に飾って楽しむ会社さんも多いのです。他社とデザインが同じになってしまっては、残念ですよね。
今年は人と違うオリジナルクリスマスカードで差を付けたいと思っている方は、是非。
ではまた次回まで!
世界で初めて商品化されたクリスマスカード
秋も深まり、そろそろ今年のクリスマスカードをどうしよう?と考え始めている人もいるのではないでしょうか。 今では世界中で交換されているクリスマスカードですが、初めてのクリスマスカードはどこで誕生したか、ご存知ですか?
クリスマスカードの起源は、弊社Access Ideas のあるイギリスなんです。 時期は、ビクトリア朝といわれています。
ビクトリア朝時代の手作りのクリスマスカード
初めてクリスマスカードが商品化されたのは、1843年。ロンドンのV&A ミュージアム設立者・ヘンリー・コール(Henry Cole)卿が、友人の王立美術会員・ジョン・コールコット・ホースリー(John Callcott Horsley)氏にデザインを依頼し作成しました。
リトグラフで刷られたあと、手で彩色されたはがき大のこのクリスマスカードは、中央に家族でワイングラスを傾ける(なんと小さな女の子まで!)楽しげな食卓の様子、両脇に貧しい人への施しの様子描かれています。 食卓の下に印刷されているフレーズは今でもおなじみですね。
約1000枚印刷され、個人で使用した分の残りが1セット1シリングで販売されました。 現在も10枚ほどが残るこのコール卿のクリスマスカードですが、その内の1枚が2005年ロンドンにて競売にかけられ、なんと8469ポンドという値段で落札されています。
ちなみにこの1843年には、チャールズ・ディケンズ作の名作「クリスマス・キャロル」も出版されています。偶然ですね。
チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」原本
はっきりとした年は定かではないのですが、イギリスにてヴィクトリア女王が1840年代に始めたといわれています。 一方アメリカでは、1953年、アイゼンハワー大統領が初めてホワイトハウス公式クリスマスカードを送りました。
Access Ideas 2014 クリスマスカードコレクションより
夏が終わったばかりですが、次のクリスマスホリデーを、もう今から楽しみにしている人もいるのではないでしょうか? さて、クリスマスといえばクリスマスカード。ところで年賀状だと喪中は欠礼しますが、クリスマスカードはどうなのでしょうか?
日本では喪中の場合は、年賀状を欠礼するのが一般的ですが、欧米の国々では日本の喪中という期間が特にないのです。
そのため、基本的には喪中にクリスマスカードを欠礼するという習慣はありませんので、クリスマスカードを出しても全く差し支えありません。
その際、落ち着いたデザイン、文面のものを選ぶといいでしょう。
しかし故人が亡くなってからまだ日が浅いなど、悲しみが癒えずクリスマスカードを送る気持ちになれないときには、欠礼しても問題ありません。
なお弊社Acces Ideas では、喪中はがきもご用意しております。
* 喪中はがきの書き方は、こちらで詳しく紹介されています。
喪中はがきの書き方とマナー「All About」
相手が欧米人の場合には、普通にクリスマスカードを出して問題ないと思います。
しかし日本人の中には、クリスマスはお祝い事なので、喪中は慎みたいと考えている人もいるでしょう。 そのため相手が日本人の場合はケースバイケースです。
また、もし送る場合は、自分が喪中の場合同様、比較的地味な色合いや落ち着いたデザインのものを選んだり、書き添える言葉を選ぶようにしましょう。
Access Ideasでは豊富なデザインのクリスマスカードを扱っております。
喪中にもふさわしい落ち着いたデザインのクリスマスカードもございますので、是非下のカタログをご覧になってみてください。
Access Ideas 2014 クリスマスカードコレクションより
こんにちは。
あっという間に夏が終わり、気付けば9月半ばに入ってしまいましたね。
そろそろ年末に向けて、クリスマスカードや年賀状、来年のカレンダー等の制作準備をはじめる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、
(ちなみに、上記の写真も無料でダウンロードさせて頂きました!)
無料素材を使えば、撮影時間も制作コストも削減することができます。
気軽にオリジナルの販促物等を作成されてはいかがでしょうか。
簡単な会員登録(無料)をすれば無料で画像をダウンロードできます。クレジット表記や許可も必要ありません。
会員登録も必要なく、完全無料で気軽にダウンロードできます。高品質・高解像度にこだわり、厳選された写真素材を公開しているサイトです。
簡単な会員登録(無料)をすれば、無料で画像をダウンロードできます。営利目的で作成する商業印刷物やホームページにも無料で自由に画像を使用することができます。
このサイトは、商用利用可・クレジット表記不要のフリー素材を横断検索することができる検索エンジンです。 欲しい画像のキーワードを入れて検索すると、該当する画像を画像提供サイトから候補を見つけることができ、大変便利です。 上でご紹介したPhotoAC、PAKUTASO、イラストACも含まれています。 欲しい画像を検索するのは意外と時間がかかることがありますので、このサイトを利用すると時間短縮に役立ちます。
無料素材を使用される場合、お気をつけいただきたいのは、画像サイズです。 有料素材を扱っているウェブサイトと比べると、画像のクオリティーが一定でない場合があります。 ホームページやブログに掲載する時は、画質はそれほど気にしなくても問題ないこともありますが、 チラシ、ポスター、ポストカードやカレンダー等の印刷物に使用する場合は、やはり一定以上の画質というのが必要になります。
印刷物に使用する画像をダウンロードする際、
わからない場合は、とりあえず一番大きいサイズの画像をダウンロードして下さい。
もしくは、その画像のリンク等を弊社の営業担当にお送り頂ければ、適切な画像サイズをご案内することもできますので、ご相談下さい。
多少、有料サイトと比べると自分の思い描いている写真やイラストを見つけるのが難しいこともありますが、やはり、チラシやポストカードに写真やイラストが入っていると、受け取った相手に伝わるものも多いと思います。
このように写真やイラストを無料で手に入れて、素敵なチラシ、ポストカード、クリスマスカードやカレンダーなどの販促印刷物を作ってみてはいかがでしょうか。
仕上げと印刷は、もちろん私たちにお任せ下さい!!
日頃よく使っている名刺。
初めて名刺を作った時はとても嬉しかった記憶があります。
そのような身近なものですが、歴史についてご存知でしょうか?
名刺の起源は中国だといわれています。
7~10世紀頃、当時の人々には誰かを訪問した際、訪問先が不在であった時、自分の名前を書いた木や竹の札を訪問した場所の戸口にさすという習慣があったようです。
その名前が書かれた札は「刺」と呼ばれていました。
また、地位のある人への取り次ぎを要請する際にも、この「刺」と呼ばれる名前と身分を書いた札を門前に設置された箱に投じていたという話もあります。
随分古くから使われていたのですね。
名刺は中国で始まり、後に欧米へと伝わっていきました。
ヨーロッパで最初に名刺が使われたのは、16世紀頃のドイツだといわれています。
訪問先が不在であった時に置いていくメッセージカードとして使われていたようです。
その後18世紀にはヨーロッパ全土で名刺を活用するようになり、特に社交界では欠かせない存在となっていきます。
当時は、形式や使い方のマナーというものも既にあり、19世紀には華やかな装飾を施したものや写真入りの名刺まで登場しました。
さて、日本で名刺が使われるようになったのは、19世紀の江戸時代だったようです。
最初は和紙に名前を手書きしたもので、日本でもまた、訪問先が不在の際、訪問を知らせる為に置いてくるという使われ方をしていたそうです。
幕末になると、役人が訪日する外国人と接する際に、現在のような印刷された名刺が使われていたという記録が残っています。 明治以降はもっと盛んに名刺が使われるようになり、現在に至ります。
江戸後期の蘭学者、宇田川榕庵の名刺
現在の日本のビジネスシーンでは、名刺なしの挨拶は考えられないという程の必需品となりました。 名刺を忘れてしまったら、大失敗!と大焦りしてしまいますよね。
全世界で使用されている名刺のうち、70~80%が日本で消費されていると言われている程、名刺文化は日本にしっかりと定着しました。
スマホや携帯の普及、アプリなどのデジタル技術が発達し、連絡先の交換は驚く程簡単にできるようになりました。
それはそれで活用していますが、工夫を凝らした面白い名刺や人柄が現れるようなデザインの名刺を渡されると、その人の印象は強く残り、またなんだか嬉しくさえあり、やはり対面でのコミュニケーションのツールとして名刺は重要だと実感します。
いくつかおもしろ名刺のリンク先を掲載しておきますので、こんな物が作成したいというご要望がございましたら、いつでも弊社デザインチームまでお気軽にご相談ください。
creative NEADS – 40 Most Creative Business Cards You Will Ever See
Mashable – 30 Unconventional Business Cards
それでは、また次回まで!
[heading style=”1″]楽らく印刷便利帳【第1・3月曜日】
~トンボと印刷の関係とは?~[/heading]
[quote style=”1″]
印刷?トンボ?どんな関係なのでしょうか?
どんなものかというと、
上のよう、印刷するデザインの周りにつけるマークのことなんです。
*わかりやすいように日本式のトンボを掲載していますが、西洋トンボは二重線ではなく1本線になっています。
トンボという名称の由来は、縦と横それぞれ真ん中にある十字のマークがトンボの形に似ているから、ということらしいです。
四隅についているのをコーナートンボ、真ん中にある十字のものをセンタートンボと呼びます。
でも、なんでトンボが必要なのでしょうか?
印刷機ではCMYKの4色の版で、塗り重ねて印刷します。
ところが、4つの版の1つでも位置がずれてしまうと、版ズレという印刷の色のズレが起きてしまうのです。
版ズレを防止するための位置合わせするのに、トンボが役に立つのです。
さらに、その他にも、
印刷工程の後、紙を指定のサイズに裁ち落とすのですが、その断裁をするガイドとしてトンボを使用します。
このため、チラシなどの印刷物の端まで、背景色を塗ったり、写真を印刷したいと考えている場合にもトンボが必要となります。
断裁の行程は、紙や断裁機などの性質上、通常0.数ミリ〜1ミリの世界で誤差は生じてしまうのですが、そのような誤差が生じても不自然な仕上がりにならないようにトンボを目安にして、仕上がり範囲(断裁エリア)の外まで色を塗り足す必要があるのです。
通常、特に指定がなければ、「塗りたし」は約3mmとる(トンボで指定した仕上がり範囲よりも外側3mmまで背景色などを伸ばす)のが一般的です。
完全印刷用のデータを入稿するときには、仕上がりサイズの目印であるトンボの外3mmにまで色をのばしたデータを作成しないと、データに「塗り足し」をつけてくださいっと言われてしまいますので気をつけてくださいね。
日本式トンボの場合は、コーナートンボの線が交差しているところが仕上がり範囲の外側3mmなっていることが多いので、そこまで塗り足すのが一般的です。
紙の「版下」を印刷所に入稿していた時代は、デザイナーはカラス口と定規で、自分でトンボを描いていました。
現在ではIllustratorなどのソフトウェアで、簡単にトンボを作成することができます。
これを「極楽トンボ」機能と呼びます(ウソ)。
それでは、また来週お会いしましょう。
By Angus Miyaji
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Access Ideas印刷サービス
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[heading style=”1″]楽らく印刷便利帳【第1・3月曜日】
~紙のサイズはどうやって決まったの?~[/heading]
[quote style=”1″]
現在の用紙や紙のサイズはどのようにして決まったのでしょうか?
大昔はパピルスや羊皮紙などを使っていましたから、用紙のサイズは、その都度必要に応じて自由に作られていました。それから時間を経て、少しずつ見た目のバランスの美しさを重視するようになっていったようです。
現在、見た目のバランスで最も美しいとされるのは「黄金比」と言われるタテヨコの比率です。
「黄金比」の説明は少し難しいのですが、線分を1:xに分割する際に、xが1:x=x:(1+x)になるように分割できるサイズということです。
数学的な講釈で難しいですよね…
なるべく簡単に説明しますと、「黄金比で構成された長方形は、下のイメージのように正方形とする部分と元のタテヨコ比と同じ長方形に分割する事が出来、これを繰り返すことで、無限個の小さな正方形に分割できる長方形」、ということになります。
次の図が黄金費の長方形のサンプルです。よく見てみてください、どんどん正方形に分割することができるのがわかりますか?
正方形に分割されて残った部分は、元の長方形のタテヨコ比と同じなので、同じようにどんどん正方形に分割していけるのです。次の図は日本の岐阜県の教育委員会が黄金比について説明したページからの引用です。
上の長方形のように、黄金比の長方形は、無限の正方形で埋め尽くされた長方形なのです。
こういう性質があるから人の目には美しく感じるようです。
黄金比は、美しい比率として、実は昔から絵画の構図などにもよく使われているんです。
下の絵画の構図が安定して見えるのは、夫人の横たわる姿が黄金比の長方形に収まるように構成されているという理由だからだそうです。
wikipediaより。ジャック=ルイ・ダヴィッドの『レカミエ像』(1800年)。
さて、グーテンベルクの活版印刷が登場すると、印刷が盛んになり、そのための用紙が大量に必要になります。
ところが、黄金比で紙をつくると、半分に折った時に、紙のタテヨコ比は変わり、黄金比では無くなってしまいます。
印刷物にとっては、以前のブログ「A4やA3の紙のサイズってどんな大きさ?」で紹介したように、これは不都合なのです。
そこで、ドイツの工業規格として採用されたのが、「白銀比」と呼ばれる、紙の比率です。
その比率はこのようなものです。
この比率、見た事ないですか?
そうです、「A4やA3の紙のサイズってどんな大きさ?」の記事で触れましたが、覚えていますでしょうか?
そのとき、紹介しましたように、これは何回半分にしても同じ縦横比になる便利な比率です。
その後、面積が1平方メートルとした、タテヨコ比が「白銀比」となる841ミリ×1189ミリの用紙がA0と定められました。
そして、A1、A2、A3、A4、A5…と、数字がひとつ増えると、半分のサイズになるように、「白銀比」の用紙が決められたのです。
現在A版の用紙は、国際的なISO規格として定められ、ポスターやチラシやパンフレットなど、数多くの印刷物が、これらのサイズを基準にデザインされているのです。
なお、A版の紙の用紙のサイズはあくまでも仕上がりの紙のサイズのお話で、原紙のサイズは、印刷の後に「裁断される部分」を含めるため、ちょっと大きなサイズになっています。
次の「楽らく印刷生活ブログ」では、印刷の後に「裁断される部分」に関連して、裁断する位置を定める「トンボ」についてご紹介したいと思います。
それでは、また次回をお楽しみに。
By Angus Miyaji
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[heading style=”1″]楽らく印刷生活ブログ【第1・3月曜日】
~紙の規格サイズとは~[/heading]
[quote style=”1″]
普段、皆さんがオフィスなどで一番よく使用されているコピー用紙やレターヘッドは「A4という紙のサイズ」ではないでしょうか?
A4というと、一般的には「普通のサイズの紙」ですよね。
では、A4以外に、他にどれくらいの紙のサイズがあると思いますか?
実は、印刷用の紙は、A版、B版、C版などいろいろあるのです。
そして、もともとの紙の大きさ(全紙)はA0、B0、C0と呼ばれており、国際規格(ISO216, 269)で紙のサイズが決まっています。
例えば、A0は、日本の新聞紙を広げて2枚並べたぐらいの紙のサイズです。
そして、A0を「2つ折り」にしたのがA1、A1をまた「半分」にしたのがA2、 A2を「半分」にしたのがA3、それをまた「半分」にしてお馴染みのA4になります。
そう、紙のサイズにはこのような
それは、「半分に折っていくと下のサイズになる」というルールです。
「A0 (1188 x 840mm)」を半分に折ると「A1 (594 x 840mm)」
「A1 (594 x 840mm)」を半分に折ると「A2 (594 x 420mm)」
「A2 (594 x 420mm)」を半分に折ると「A3 (297 x 420mm)」
「A3 (297 x 420mm)」を半分に折ると「A4 (297 x 210mm)」
「A4 (297 x 210mm)」を半分に折ると「A5 (148.5 x 210mm)」
「A5 (148.5 x 210mm)」を半分に折ると「A6 (148.5 x 105mm)」
1枚が2枚、2枚が4枚、4枚が8枚…という、がまの油売りみたいに、 半分づつ小さくなって枚数が増えていくのです。
「A4 (297 x 210mm)」を二つ横並びに並べると「A3 (297 x 420mm)」になるということも言えます。
コピー機やプリンターでは、はじめからA4のサイズに切った紙に印刷しますが、
印刷所ではA0という、とても大きな紙に印刷し、裁断して、A4などのパンフレットやチラシにしているのです。
印刷の定型紙のサイズはいろいろあって複雑そうですが、 実は「倍」とか「半分」とかでできているので、比較的、覚えやすいんです。
[quote style=”1″]
例えば、「折ったサイズがA4になる2つ折パンフレット」を作成したいとします。
折った時にA4になるので、A4の倍の紙のサイズにデザインを印刷し、2つに折る必要があります。
この場合、深く考えなくても、A版という規格があるおかげで、A3サイズの用紙にデザインを印刷し、そこから半分の2つ折りにすれば、希望のパンフレットが作成できるとすぐに分かるのです。
もし、A版という紙のサイズの規格がなかったら、デザインするにも、印刷するにも困りますよね。
冊子を作成する場合も同じです。
A5サイズの8ページの冊子は、A5の倍の大きさのA4の紙を2枚、両面に印刷して2つに折ってから、ホッチキスなどでくっつければいいのです。
(実際の印刷所では、A0にA5サイズが32ページできるので、A5サイズの8ページの冊子を一気に4冊分印刷して、裁断して製本します。)
でも、これだけではありません。さらに、もっとすごーい特徴が、あるんです。
ということは、A3で作成されたデータをA4に縮小したりすることもできるんですよ。
その理由は、
なぜ、こういう比率になっているのか、という理由は、次の図でお考えになってください。
ピタゴラスな世界ですね(笑)
マニアックな話になってきましたので、この話の続きは次回、紙のサイズの出来た歴史を紐解きながら説明出来ればと思います。
それでは、また来週お会いしましょう。
By Angus Miyaji
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印刷で一番トラブルになりがちなのが「文字関係」です。
[quote style=”1″]
というような経験がありませんか?
あるいは印刷会社に
[quote style=”1″]
印刷で文字のトラブルを回避するためには
をすることがベストなんです。
なぜ、アウトライン化という作業が必要なのでしょうか。
それは、コンピュータは所有者によって、インストールされているフォントが異なるからです。
あるコンピュータで使用したフォントは、そのフォントがない別のコンピュータの画面では、そのとおりに見えませんし、印刷出来ません。
つまり、書類を作成してもコンピュータが変わると、同じフォントが使えない可能性があるのです。
印刷会社もコンピューターを使用しますので、作成社の意図したように表示をしないというリスクが生じてしまうのです。
下の方法に従って「全てのフォントをアウトライン化」してみてください。
PDF化する場合も、アウトライン化してからPDF化してください。
(*どちらの場合も、「全て」の文字情報を選択してからアウトライン化しください。)
[label style=”warning”] 注意[/label]
フォントをアウトライン化すると、「文字」ではなく「図形」になってしまうため、後から文字を修正したり、フォントの種類や大きさを変えたりすることができなくなります。
そこで必ず、アウトライン化する前のデータを別ファイルとして、別けて保存しておきましょう。
例えば、アウトラインをかけたファイルには、下のように最後に「ol」(outlineの略)をつけるなどすると分かり易いです。
file-name_ol.ai
今回は、少々難易度が高かったかもしれませんが、もしご質問などありましたら、お気軽に弊社スタッフまで聞いてください。
By Angus Miyaji
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〜プロのデータ送信術〜[/heading]
添付のデータが重くて印刷会社にメールを送れなかったこと、ありませんか?
社内でデザインデータを作成されたり、外注デザイナーにチラシなどのデザインを依頼した場合には、データを印刷会社に送る必要がありますが、あなたならどうされますか?
「Eメールで送る」と答えるかたがほとんどです。
たしかに、印刷会社でもEメールでの入稿が一般的です。
しかし、デザインデータが大きい場合、Eメールでは障害が起きることがあります。
という失敗談はよくあります。
普通は送信者のメールボックスに「エラーメール」が届いて、わかるものですが、
エラーメールすら届かない、行方不明の白ヤギさんメールになることもあります。
ひとつの目安としてファイルサイズが10MGを超えたら、メールがとどかなくなる可能性がでてくると考えた方が無難です。
最悪の場合には、印刷会社にデータが届かず、印刷の納期が間に合わなくなることも起こりえます。
そこで便利なのが、
Webで検索すると、たくさんサービスが出てきます。
しかし、
①「大きなファイルを送信できる」
②「相手がダウンロードしたときに通知が来る」
③「事前登録必要なく、使うのがとても簡単」
と三拍子そろった無料サービスは、ほとんどありません。
そこで、オススメするのが、私たちも毎日のように使用しているこちらの
というファイル送信サービスです。
このように、非常に便利なサイトですので、今度重いファイルを送る必要があるとき、是非 www.wetransfer.comを使ってみてください。
今回のテーマいかがでしたでしょうか、皆さんのお役に立てれましたでしょうか?
これからも、印刷とデザインに便利な情報を発信していければと思います。
来週もお楽しみに。
By Angus Miyaji
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